今朝は体調が思う様に回復しなかったのですがブサイクコンビの情熱を無下にするわけにもいかず、約束通り三人で仲良く公園に向かいました。
ケツのところが破れてる深緑のスウェットにこげ茶とオレンジのぼろいジャンパーという組み合わせで、昨日いったい何を買いに行ったのかと不思議に思わせる格好をしたファンパオロが
「何か俺、ホームレスみたいじゃない?」
との自らのコメントで仲良しタイムの幕開けです。
日曜だけあって『俺の遊具広場』はなかなかの混み具合だったのですが、ギャラリーは多い方がいいな、と思って構わずにコーチングをスタートしました。
ただのブサイクの方のフリアンはなかなかセンスがよく、初めてボクシングを経験した割には様になっていたのですが、バカでブサイクの方のファンパオロはキチガイのような鳩胸が全ての動作のメカニズムを邪魔しているのか、ひたすらに運動音痴でした。
何度言ってもガードは下げるし、顎を浮かすし、脇を閉めないし、つま先と膝の角度がギャグになってるし、パンチがパフィーの踊りみたいだし、ステップがウンコを我慢しいる小1みたいになってるしで、最低限顎を引くことだけに重点を置いて指導をしてました。
すると胸を極限まで張ったまんま(本人にとってはいたって自然)顎を引いているので、常にスウェーバックをしている状態というか、サッカーでのヘディングをする直前の後ろに反り返った状態をキープしているので、彼を直視するのに耐えきれなくなった僕は、指導の対象をフリアン一人に絞りました。
ワンツーからのコンビネーションで左のボディーアッパーとそのまま左フック、最後は右のショートの流れを教えたら、褒められて伸びる子のお手本のように彼は張り切ってくれました。
が、これがいけなかった。
視界に入るだけで吹き出してしまう恐れがあるので(というより実際何度か声に出して笑った)、何とかファンパオロを眼中から消し去ろうとしながら優等生のフリアンだけを観察していたシャドーの5ラウンド目、フリアンが左アッパーで踏み込んだ時に足を滑らせて声を上げながら倒れました。
これがファンパオロだったら爆笑ものなんですが、残念ながらフリアンはそんなキャラじゃないし、そのままうずくまってギャラリーまでが心配してきたので、一応僕も心配してベンチに座らせると、どうやら足を滑らせたときに肩を脱臼したみたい。
聞くと5年ほど前に初めて脱臼した時から癖になってて、自分では元に戻すことが出来ないけどほっといたら一日二日で治るから心配しないでも大丈夫とのこと。
それを説明したファンパオロの顔はしっかりとニヤけてました。おまえが笑うな。
その後ファンパオロと付きっきりでシャドーをするのはちょっとしんどかったので、腕立てやら懸垂やらを一緒にやったのですが、彼の期待通りの気持ち悪さとがむしゃら感と不甲斐なさがフリアンや僕やギャラリーの心を和ませてくれました。
遊具広場を後にすると、少しずつ肩の痛みが和らいできたフリアンも一緒にサッカーをするために広場に移りました。
二人とも濡れた芝の上をスニーカーでやると言うので
「とりあえず上着は脱いでおけ」
との思いやりだけ見せて、ファンパオロにきつめのパスをビシバシ送ると、期待通りに派手にこけて深緑のスウェットを泥まみれにしてました。
最後は1オン1+フリーマンでしめて帰り支度をしていると、誰も頼んじゃいないのにファンパオロが芝に頭からダイブしてヘッドスライディング!!
というわけで帰りは裸にダイレクトでジャンパー。
フゥー!気持ち悪ーい!
この後、帰り道では「これから毎週やろうぜ」と誘われました。
うへぇっ。風邪が悪化しそう。
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