よく「小学校の給食って美味かったよな」と言って懐かしの献立あれこれで話が盛り上がるけど、これに関しては一旦流されることすらもなく即座に「無い」。
カレーとかハンバーグとかの否定はこちらの家庭の味付けが影響してのことだろうけど、ソフト麺が美味かったという人間のセンスがわからない。何だあのグチャグチャの麺。
基本僕が好きこのんで食べられたのはプリンだとかゼリーだとかのパッキングされた既製品くらいなものでした。
ところであの時代の小学校は給食が主流だったと思うんだけど今の時代はどうなんだろう。
弁当の学校とかもあるのかな。
5年生のころから学校のサッカークラブに入団した僕は、毎週土曜だけは弁当を食べていました。
当時は土曜日も3時間だか4時間だけ授業があり、いわゆる半ドンの後の練習前にみんなで教室で弁当を広げるわけです。
そしてある日何故だか唐突にそれぞれの弁当の話題になり、チームメイトの一人が
「誰の弁当が一番美味そうに見える?」
と言いだしました。
みんなで一斉に右サイドハーフの優等生の子を指さして「ミネー!!(その子の名前)」と言ったわけですが、そこでやめればいいのに「じゃあ誰のが一番不味そう?」と続きます。
ええ、覚悟はしていましたとも。みんなで一斉にこちらを向いて
「キッチー!!」
と来たものです。
僕の弁当箱のスタメンには小学生が喜ぶようなウィンナーや唐揚げや卵焼きなどの有名選手が一人もいなく、椎茸だとかタケノコだとかの煮物から小松菜だかホウレン草だかの葉っぱ系ばかりで、ミネの弁当が銀河系スター軍団ならこっちは町内会のゲートボールサークルの更にOBみたいな感じ。
もう種目が違う。
よく「ご飯が茶色い感じ」と煮物系を揶揄する意味で表現されますが、僕の弁当は実際に茶色い。それもそのはず、だって極めつけにライスが白米じゃなくて玄米なんだもの。
今思えば中一までサンタクロースがいると信じ込ませ続けたメルヘンな家庭の弁当だとはとても思えない。
弁当を通して現実の厳しさみたいなものを教え込もうとしていたのかしら。
あ、これがいわゆる食育ってやつですか?要らないこの食育。
その日の夜、サッカーから帰った僕が母親に「頼む。一度でいからカラフルにしてくれ」とソボロや卵や肉類を懇願したのは言うまでもありません。
その甲斐あってか翌週の弁当にはなかなかのスター選手たちが。
ただし左上の片隅に小松菜だけは場違いにも紛れ込んでいました。
こういう無駄に意固地な性格の悪さに、パフォーマンスの下手な野郎め、こういう奴は啖呵きるのも下手だし異性を口説くのも下手なんだろうな、と小学生ながらぼんやりと思ったことを覚えています。嫌な小学生。
ちなみに父親に関しては、子どものころ僕の大好きだったかた焼きそばを作ってもらったことがあるのですが、その具に当時僕の大嫌いだったタマネギを大量にあんかけに絡ませてどっさりかけてくれた、なんてこともありました。
絶対に栄養だとか的な厳しさではなくただの嫌がらせ。
お前らに血筋は感じないでおこう。
とこんな愚痴を、うちが引っ越すたびに一緒に近所に引っ越してくれる母方のバアちゃんによく話して二人で盛り上がるのですが、バアちゃんも含めてうちは平均的な日本の家庭より仲がいい方だと思います。
ただし父、母の育った家庭は地方ならではなのか少し複雑で、特に父親の方なのですが、彼に弟やその娘がいることを僕は一昨年初めて知りました。
こんな面白い話は当然後日バアちゃんと盛り上がるわけですが、父親の家庭の事情なのに、何故だかバアちゃん超詳しい。
父親の実の母親が家を出ていった理由は父親ですら知らないのに、バアちゃんは見事に知ったかぶりを決め込んでいました。
何度も言うけど「母方の」バアちゃんです。
えと、何の話だったっけ。
そうそう、受け入れないシリーズ。
え、これシリーズになるの?
そんなにネタ無いんだけど、まあ頑張って探してみますか。
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