2010年2月6日土曜日

だって慣れていないんだもの


「ノートパソコンを買ったからSkypeでいっぱい電話が出来るね!」と九州のカワイコちゃんから朝方電話を受けました。
こっちとしてもまともにパソコン同士で映像込みで電話をするのはほぼ初めてのことだったのでちょっと興奮して、テレフォンセックスを要求すると、怒られるどころか泣かれるという手痛いリアクションを受けたところから爽やかな週末の始まりです。

なだめている最中に部屋にパオラが入ってきて、何故だかかなり慌てました。

何事かと思ってパオラに聞いてみると、今から中国人の荷物を整理して一階に運ぶとのこと。
どうやら彼は無事叔母一家に警察から身柄を引き取られ、しかしフラットは出ていくということで、今日から新たなルームメイトが住むことになるみたいです。
(中国人の荷物は叔母一家の誰かが後で引き取りに来るとのこと。結局逮捕の理由はわからず終い。まあテロじゃねえな。)

当然のように僕もそれを手伝わされながら、朝帰りのただれた老体に粘っこい痺れを感じていました。

昨夜は、色々と疲れた一週間の終わりに最近仲良しなクラスメイトたちとまたもやパブを訪れたわけですが、酔いも回らぬ一杯目のうちに何故だかみんながそれぞれのカメラで写真を撮り始めました。
最初は主に全体の集合写真みたいなものだったのですが、それが終わると
「キッチーとツーショットを撮りたい」
という女のコたちが僕の前に列を作りました。嘘。ホントは3人だけ。

3人とはいえおそらく人生初のモテ期を素直に喜びたいところだったのですが、そのメンツはと言えば、映画『コラテラル・ダメージ』に出てきたシュワルツェネッガーの敵役でテロリストの男に激似のディアナ・パオラと、エビスビールの恵比寿様のような恰幅のジャミーリと、ベニチオ・デル・トロと織田祐二を足してあんまり割らない感じのジャディラだったので、やや尾形くんなコたちのために貴重なモテ期を無駄に、しかも半端に使っちまったな、などと舌打ちをする思いです。

とか何とか言っておきながら満更でもないのは言うまでも無く、サムエルとラウールを横目に優越感に浸りながら(ちっちゃ)、デルトロなのに祐二なのに実は結構好きなジャディラと組んだ腕におっぱいを押し付けられているときに「何故コロンビア人にペチャパイはいないのだろう」なんてことを考えてしまいました。
そしてもう一つ。
「胸の小さいコが好きな男は結構いるはずなのに、何故巨乳ばかりがメディアの注目を浴びるんだろう」

なんてことはない、僕も貧乳好きの一人なのですが、自分の胸の小ささにコンプレックスを持つ女のコにいくら「巨乳好きと貧乳好きの男の数なんて同じくらいなもんだよ」と説いたところで、メディアのせいで信じてもらうことがなかなか難しい世の中です。(メディア上でも最近はちょっとずつ貧乳の価値が上がってきているらしいが)

このメディアと巨乳の因果関係に対しての結論に導き出された答えはあまりにも不謹慎で、例えとしては最低なのですが、おそらく巨乳のせいで肩こりになったり運動のメカニズムに障害をきたしたりなどの実際的な不都合や、着物を着るのに巨乳は不向きだと言われているように、ひょっとしたら昔は精神的にも迫害されていた歴史があって、それを贖罪すべく近年になって巨乳がピックアップされいるという、言うなれば「日本の〇職人を守るために外国製の〇に高い〇〇をかけ続ける贖罪」と似たようなものかなというものでした。
うーん。どんなに躊躇ったところで結局は思ったことをそのまま書くのは表現者としては幼いか。

とまあこんなふうに不謹慎ながらもくだらないことを、あるいは実際にそうかもしれないことを考えながら、眠たい目をこすっていると、久しぶりの友人と再会をしました。
僕が通い始めた一週間くらい後に学校に通うようになりわずか一ヶ月で母国に帰ったスペイン人コンビ、マルタとミディアでした。
聞くとどうやら今度は半年ほどの滞在になり、しかし学校は違うところを選んだらしい。

中級クラスの彼女たちが僕の学校に通っていたころは、僕はまだ初級クラスだったものですからクラスメイトになったことは無いんだけど、一度だけ飲みに行ったことがあります。
その時に人懐っこい笑顔を見せるこのコたちをすっかり好きになり、後の別れを惜しんだものです。

どちらかと言えばタイプはマルタの方なんですが、80年代のボンジョビみたいなクリンクリンの金髪のミディアも捨てがたく、特に笑った顔は一気に幼くなり、僕の甥っ子にクリソツになるのがちょとアレだけど大好きです。

その二人との再会を喜べたのは古株の僕とロスィオとラウールしかいなかったわけですが、僕らとの再会の挨拶を終えた二人は煙草を吸いに外に出ようとしました。
が、すぐにこちらを振り向いて
「ドゥーユースモーク?」
とミディアが僕に尋ねてきました。

吸わないので
「ノー」
と答えるとラウールもロスィオも他のみんなも僕を一斉に見つめています。

彼女たちがドアの外に出たのを見届けてからラウールが
「何で『ノー』なんて言ったんだよ」
と。
いや、だって俺吸わないし、とそのまま答えると
「あれは煙草を吸いに誘っているんじゃなくて、お前そのものを誘っているの。一回くらい吸ったって大丈夫だろうし『吸わないけど一緒に外に行こうか』とか答えるのが礼儀ってもんだよ」
とのこと。
ロスィオもみんなも当たり前のようにそれを知ってました。

もう二度と来ないかもしれないモテ期をこうして無駄に遣い、とりあえずラウールには
「くだらない文法とか教えてねえで授業でそういうこと教えろよ!」
と逆ギレしてやったけど、覆水盆に返らず。

この後、聞かれたことを答えなくてはいけないというやたらと雑なゲームで下ネタの質問が乱発されていたけど、ロスィオの好きな体位や旦那との一番よかったセックス話やら、ジャディラの経験人数を聞かされてゲンナリして、なのに周りは大盛り上がりだったので、僕の番のときに彼らに調子を合わせて、ガキの頃の観覧車でのニャンニャン話(死語)をしてやったらそこだけドン引きされました。
えぇぇー。どこがラインなの?ラウール、それも教えて。

最終的には散々振り回された挙句、何故かディアナ・パオラとジャミーリの部屋に泊まることに。
驚いたことにカタリーナとピーフィーの新居と同じアパートで一個上の階でした。

今日は午後から昨日とほぼ同じメンツでプールに行く予定です。
これだけ疲れているときは、誘いを断れないこの性格が憎いです。

0 件のコメント:

コメントを投稿