「この手の予感」は見事に外れ、昨日からErikaがうちに来ています。
予約を入れてたロンドン初の散髪からフラットに戻ると、クリスマスパーティーということでが女のコたちががむしゃらにお洒落をしていました。
もともと多少の色気はあるカタリーナ姉妹といつもマイペースのモレーナ(茶褐色の人種)のカリーナはいいとして、四六時中髪をひっつめた肝っ玉母ちゃん風凸凹コンビ、パオラとマリーナまでせっせと前髪を作ったり紅をひいたりしていて、ちょっと「プププ」ってなりました。
パオラに関しては太い腕っぷしは丸出しだしホリは深いし声は低いしで、パッと見「張りきったオカマ」です。
招待されたナイスガイコロンビアンも二人ほど混じって緩いペースでパーティーが始まると、しばらくしてからErikaがやってきました。
相変わらず他とは段違いの魅力あふれる笑顔と振る舞いそのまんまに勢いよくダイニングに入ってくると、駈けつけの一杯より先に職場の上司の愚痴をさんざんこぼして、喧嘩して辞めてきたことをみんなに報告してました。
職場の近くへという理由で引っ越したのに。
3時半まで続いた宴から一夜明け、クリスマスデイのせいで今日は全ての交通網がストップしているため、二人のコロンビアーノとErikaも含めて誰も外出しなかったのですが、僕はいつもの日課で公園にロードワークに行きました。
僕と同じくサッカーの無い日でも坂道ダッシュなどのフィジカルトレーニングを自主的にやっているチームメイトにたまに出くわすんだけど、今日も坂道のふもとに着くと逆光まぶしい中、黙々と走っている黒いシルエットが。
久しぶりの好天気のせいかクリスマスのせいか人出の多かった公園で、僕ははめていた手袋を取り笑顔で
「グッモーニン、メリークリスマス」
とその黒人と握手を交わしました。
知らない人でした。
お互い気づいた後も堂々と知り合いどうし風に2、3言葉を交わして別れましたが、この手の間違いは実はちょいちょいあることで、「堂々が一番」などと一人で納得しています。
そんなことを思いながら坂道をてっぺんまで登ると、白人の女の子ランナーが下からこちら側に向かって我武者羅ダッシュ。
白髪に脱色したヤマンバヘア(死語)に鼻ピアスの青目の女の子でしたが、どんだけの便秘を踏ん張ったらそんな顔になるんだよ、というような阿修羅の形相で、しかもゲルググのようないかり肩で上に向かって突進してくるものだから、目が合った時には瞬時に逸らしました。
ヤクザと目が合った時よりも早く。
「堂々」も使い方それぞれ、なんて思いながらしばらくして帰路に着きましたが、こんな感じでクリスマスだからといって特にいつもと変わりは無し。
こういった日常が我ながら好きです。
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