昨日から一歩も外に出てないことに気付いて、半ばノルマ的な気分で今日は午後から「ナショナルギャラリー」という美術館まで足を運びました。
何度がんばっても博物館にたどり着くというハズレを引くので、今回は学校の講師に確かめてからのトライです。
その甲斐あって今回はちゃんと美術館。
芸術には全く精通しておらず興味もそこまでない僕が、何故こうまでも美術館にこだわるのかというと、入館に一切料金がかからないという金銭的な魅力や、寒くない場所で暇をつぶせるという体質的な魅力も理由の一つですが、宮崎にいた時に出会った元プロミュージシャンにイギリスの美術館を熱心に勧められたからというのもあります。
嘘かホントか彼が言うには
「俺も最初は芸術なんか全く興味無かったけど、何度も通い続けているうちに芸術がわかってきてそのおかげで世界が広がったよ」
とのこと。
「どうせ土日が暇なのはバイトをしていない今だけなんだしせっかくだから」という、やはり貧乏性に促されてしばらくは美術館巡りをしてみようかなと思っています。
何年も昔に当時の彼女とおざなりに箱根旅行に行ったときにおざなりに美術館に入って、ピカソよりもよっぽど衝撃を受けたのに名前がうろ覚えの画家の絵にまた出会えたらいいなあ、などという、昔住んでた街を訪れた時に思う「昔の彼女と偶然ばったり出くわさないかなあ」的な浮っついた気持ちも多少込みではありますが。
とりあえず今日の美術館は、本館扱いの大きい建物の方はゴッホくらいしかテンション上がんなかったけど、別館じみた「ナショナルポートレイト」っていう方はそこそこ充実の品ぞろえ。
名前は忘れちゃったけど、無くなったジャズミュージシャンの肖像画を描いた何とかっていうアーティストにはなかなか心躍るものが。
ポートレイトというだけあってその他にも肖像画やらヘンテコリンな写真やらが飾られてあって結構楽しめていたんだけど、蜜月の時はそう長くは続かず、当然まあまあの割合で興味のない作品も巡ってきます。そんなものに一々「ほう、ほう」とシタリ顔をするのは面倒臭いし、オッパイが写ってるのばっかりジットリ眺める度胸もないのでそろそろ帰ろうかななどと思っていたところ、「BEATLES」の文字が書かれた看板が。
BEATLESはあんま好きじゃないとか言っておきながら、知り合いがほとんどいなくて心細さに満ちみちた結婚式に出席した時に、別に仲良くなかった旧友を見つけて心の安らぎを求めるかのようにがっついて話しかけちゃうがごとく、僕はその看板に近づいて行きました。
その看板によれば「写真で振り返るビートルズの歴史」みたいなコーナーが開催されているとのこと。
よしよし、ペルーでのことは水に流してやろう、もともと楽曲自体は嫌いじゃないしな、などと自分に言い訳をしながら表示をたどってコーナーへ。
しかしその入り口で料金が別途必要ということが判明(入館は無料だったから「別途」というのはおかしいんだけどね)。
「チェッ、こんなの詐欺だよ!天国のジョンも嘆いているよ!」
などと、チケットを購入するために受付に戻らなくてはいけない面倒くささと、受付での英語でのやり取りの自信のなさを、払えばわずか数ポンドであろう入場料を惜しんだことにして、うまい具合に貧乏性を利用しながらブツクサ言って帰りました。
断っておきますが今日も僕は一人です。
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