2009年11月23日月曜日

ザ・ジャパニーズ


ロンドンに来て2日で気付いて2週間で確信して3週間目で駄目を押したことがあるんだけど、ロンドンに住む日本人には他の日本人を見たときに何だか気まずい雰囲気で目をそらす人がやたらといます。
これ、何なんだろうなって思ってちょっと考えてみました。

「イギリスに留学している日本人」ていう立ち位置を、旅行気分というか夢見心地気分というかそんな風にふわふわ味わっているときに、急に「俺はお前のこと知ってるぜ」と言わんばかりの同じ国籍の同じ立ち位置の人間が現れて、露骨に現実に戻される感覚が嫌だということなのだろうか。

例えるなら、わざわざ沖縄まで能天気なトロピカル気分を味わいに来たのに、ビーチで自分と同じ海パンはいてるヤツを見かけちゃう、とか。ディズニーランドに遊びに行ったら同じ刺青しているヤツがいた、とか。そんな感じなのかな。

でも、ブラジルにいた時は別にそんなことなかったのに・・・なんて思っていると、不動産屋でバイトしているあんちゃんがこんなことを言ってました。
「ぼくの今住んでいるフラットには日本人しかいなくて、日本語ばっかり喋っちゃうからなかなか英語を覚えられないんですよ。だからできるだけ日本人とは付き合いを避けたいんですけどねえ」
なるほど。そういうことか。ちょっと謎が解けた気分。

ちなみに、こうとも言ってました。
「そもそも日本人は日本人同士でつるみ過ぎですよ」
これはどうだろう。
何も日本人だけではない。うちのフラットではコロンビア人同士でつるんでるし、日本にいるペルー人の友達はペルー人同士の社会というものを持っているし、そもそも世界中に、その土地における外国人のコミュニティというものは無数に存在する。華僑がわかりやすい例だ。

これは海外に移籍したスポーツ選手なんかでもいるけど、もともと日本人であることのコンプレックスが強いのか、オノボリさんみたいな感じになっちゃう人がたまにいるね。そのコンプレックスがゆえに、急に日本人の日本人性みたいなものを極力排除しようとする人が。悪い意味での田舎者気質というか、ダメなOLにちょいちょいいる、おしゃれスポット至上主義者みたいな感じの。

これ、同じ黄色人種でも中国人や韓国人にはそんなイメージないなあ。

なんて思っていたら、あんちゃん、こんなことも言ってました。
「ぼくは初対面の日本人にはできるだけ英語で喋ってくれってお願いしています。そうすると理解してくれる人はちゃんと英語で対応してくれます」
なるほど。これがまっとうな流儀だろうな。

スマートにならないように、片付けが出来すぎる子にならないように気をつけよう。

そう言えば十代のころ、さんざん日本人差別に合ったとき、
「バーカ、日本人は世界一頭がいいんだぜ!!」
ってよくうそぶいていました。

そしてぼくは黒人のことを差別用語で呼べる日本人でした。
ブラジル人から物をもらえる日本人でした。

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