2009年11月14日土曜日

愛すべきロクデナシ


ダイニングのソファーにくつろぎながらの早朝勉強中に、後から起きてきた住人たちと一言二言交わすのが毎朝の習慣になっているんだけど、9時過ぎに起きてくるElicaに必ずコーヒーを勧められ、それを一緒に飲むのがここのところの日課になっています。何度言ってもコーヒーをがむしゃらに濃くするので一昨日は紅茶にしてもらったけど。
そのティーブレイク中に二日に一回の割合で、彼女はぼくにロンドン観光を勧め、もう一方の二日に一回の割合で、仕事を勧めます。
仕事の内容は日によって違うんだけど、一昨日はバーテンダーだったなあ。

今から7年ほど前に、説明するのも面倒くさい成り行きで、新規のバーの立ち上げを企画することになりました。
オープニングスタッフを採用した直後にもともとのオーナーがトンズラこいたので、人材はそろっているのに新しいオーナーを見つけなくてはいけない、という順序のおかしいスタートを切りました。
いろいろ奮闘したのちに、知り合いの不動産屋の社長を捕まえて、彼に出資をお願いしました。ちなみに現在この社長は借金抱えて行方知れず。

彼の出資の条件に
「おまえが現場の責任者をやるなら」
という前提があったので、こうして完全未経験のバーの店長が出来上がりました。
何かわかんないけど、シェイカーに米を入れてシャカシャカ振る練習なんかしてたっけ。

あの頃、たくさんの愛すべきバカと愛すべきアバズレに出会ったけど、
出会いには非常に恵まれていたなあ、などとちょっと年寄りじみた回想。
何かの話の流れで、自分の部下たちに
「うちのバー、どうしようもない人間の集まりだけど、葉っ〇とかいった類いのことは誰もやらないからえらいよな」(←別にえらくない)
みたいなことを言ったら、一人の女子スタッフが「以前、それが原因の入院経験がある」とのこと。
さらにもう一人の女の子は現在常習しているとか。

あはは、と苦笑いしていたら、パパイヤみたいな顔した厨房スタッフが
「俺、育てたこともありますよ」
だって。
あーあ、こんなんばっか。

とりあえずElicaにはやんわり断っておきました。
一昨日の午後から彼女はスペインに訪問中。何日間か息子と彼氏と会ってくるんだって。
メール送るね、なんて言ってたけどまだ一通も。
たぶんこないなこりゃ。

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