2010年3月8日月曜日

チョコとロスィオは似た意味でかわいい


この週末は不動産屋の都合によりフラットメイト全員で新しいフラットに移りました。
その際の不動産屋側の不手際が多々あり、不信に思ったので今の不動産屋との契約を解除して新しいところに移ろうと思います。

ところで昨日は僕と同じ誕生日の福岡の『ヤンキー』が、日本との時差9時間のアドバンテージで早めに誕生日を迎えたので、新年の時と同じく悠々と電話をしてやりました。

「あー、しまったー。もう時差とか考えずに今ちょうどメール打ってたところなのに。また先を越された」
と開口一番ヤンキーが言うものだから、どっちにしろ引っ越しにまつわる不手際の一つで水曜までインターネットが使えない旨を伝えました。

その後、お互いの近況を簡単に話し合ったわけですが、彼の現在の仕事上のパートナーであり僕の元部下でもあるセバスチャンが鬱病の恋人にふられたという話を聞かされた時には素直に馬鹿笑いをしましたが、以前それが原因での自殺未遂を経験しているセバスチャンだけあってパートナーのヤンキーとしてはちっとも笑えないみたいです。

ちなみにヤンキー自身は誕生日を元カノと一緒にふしだらに過ごす予定だったのに、その元カノが食中毒を起こして寝込んでしまったというスパイシーなオチがつき「さんざんな誕生日ですよ」とこぼしていました。

日頃の行いのせいだろと思い電話を切りましたが、明けて今日、朝イチでの九州のカワイコちゃんからのバースデーコールに続き、実家の両親から電話を受けた時に、愛犬のチョコが3日前に死んだことを聞かされました。
俺の日頃の行い、そんなに悪くない。

愛犬の穏やかな最期の情景や、ペットロス症候群に陥った両親の心理状態や、それが原因で父親が交通事故を起こして保険の問題で今揉めていることを母親の涙声で聞かされる羽目になりました。
不謹慎だけどここまで来るとちょっと笑える。

とは言え朝早くからここ数年で一番の脱力感に見舞われたのは間違いなく、爽やかな誕生日の始まりは分厚い溜息とともにやってきました。

その後、気持ちも切り替わらぬまま、ネットで新しい物件を調べるために学校のコンピュータールームに行き、その足で隣駅の不動産屋の事務所に契約解除を告知しに行くことにしました。

学校に着くと、午前の学校は知り合いがあまりいないものですが、僕と同じく調べ物をしに来たのであろう生徒たちが数人、コンピュータールームで静かに作業をこなしています。

めぼしい物件を探し当てることが出来、今から解約しに事務所に向かおうかというちょうどその時に見慣れた顔がやってきました。
グーにした両手を肩のあたりまで上げてステップを左右に揺らしながら、テケテケシャンと笑顔で歌いながらゆっくりと近づいてきます。

ハッピー バースデー トゥー ユー
ハッピー バースデー トゥー ユー
ハッピー バースデー ディア キッチーニョ(キッチーちゃん)
ハッピー バースデー トゥー ユー

ロスィオでした。
作業していた生徒たちも手を止めて微笑ましくこちらを眺めています。

あまりの可愛さに思わず抱きしめたくなりましたが、誕生日なので向こうが抱きしめてくれました。
んー。かわいい。
このままバッグに入れて持って帰りたい。
で、出来れば電車の中に置き忘れたい。

どうやら彼女は職探しのための履歴書を作ったはいいけど家にプリンターが無いから受付でプリントアウトをしてもらいに朝早くに学校に訪れたとのこと。
出来すぎた偶然に心が洗われて不動産屋に対する憤りは無くなっちゃったけど、まあこれも何かのきっかけということで解約はするけど文句は言わないであげることにしました。
というわけで今から不動産屋の事務所です。

それにしてもロスィオはロンドンでの僕の良心です。
既婚者でなかったら抱き合った時に求婚してたかもしれない。

もう今年の誕生日プレゼントはこれだけで充分だな。

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